09:30~ 受付開始 |
10:00~12:00 ワークショップ
「情報教育」を再考する!
江守恒明(富山県立砺波高等学校教諭)
田邊則彦 (慶應義塾湘南藤沢中・高等部教諭) |
参加者を,小・中・高の先生が混ざるように6つのグループに分け,プレゼン指導について実践内容などを報告しあった。各グループからは,以下のような意見があがった。
・小・中・高でやっていることが同じではないか。
・高校には学びがないのではないか。
・高校では,全部が情報任せとなっているのでは。
・小・中・高通してのスパイラルな学習モデルは構築できるだろうか。
その後,時期指導要領のパブリックコメントにむけて,情報教育の問題点やこうなるべきということを参加者が書き,まとめた。 |
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13:00~13:45 事例紹介
北陸発!!最新ICT活用教育実践の紹介
司会:黒田 卓(富山大学准教授) |
ミュンヘン・ニューデリー日本人学校との交流学習
村井万寿夫(金沢星稜大学准教授)
ミュンヘン・ニューデリーと日本の小学校とで行なっている交流学習を紹介した。写真4枚の組写真と言葉用で掲示板を用いて交流している。 |
地上デジタルテレビ放送の教育活用促進事業
今堀俊彦(富山県教育委員会県立学校課指導主事)
デジタル放送を活用した実践について紹介した。デジタル放送は,高画質で,自動・生徒の関心が引けるという良い面がある。効果的に使うにはどうしたらいいか,研究していると述べた。 |
定時制・通信制ステップアップ事業及びチャレンジ事業
櫻野克也(富山県教育委員会県立学校課指導主事)
e-ラーニングの効果的な活用法について調査するため実践を紹介した。 基礎・基本学力の向上の向上や,生徒が学習成果を確認できるなどの,良い成果が見られた,と述べた。 |
13:45~14:30 ディスカッション
事例から何を学び,実践にどう活かすか
中川一史(メディア教育開発センター教授)
黒田 卓(富山大学准教授)
村井万寿夫(金沢星稜大学准教授)
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交流学習など,良いということはわかってはいるが,人がいない,時間がないなどの問題が現場にはある,という意見が挙がった。優れた実践が単発で終わらないよう,研修などで取り組みを広めていく必要性があると述べた。また,先生の努力でできること,できないことを線引きし分けて考えていくことが大切である,などの意見が出た。 |
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14:45~16:45 シンポジウム
情報教育の過去・現在から未来を展望する
コーディネータ:黒上晴夫(関西大学教授) |
後藤忠彦(岐阜女子大学教授)
教育とコンピュータの関わりということでは,e-ラーニングの原型からはじまっている。ネットワークを用いたグローバルな実践が,もっと発展していくかと考えていたが,現状では進まなかった。コーディネートする教師の側にそのような教育がなされていないのでは,と述べた。 |
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水越敏行(大阪大学名誉教授/ICTE会長)
色々な国でのコンピュータの多用な使われ方を紹介した。コンピュータでマルチメディアを扱うようになってきていることに言及し,映像の批判的な見方などを教えていく必要があるのではないか,と述べた。 |
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山西潤一(富山大学教授)
情報社会を理解するためには情報の科学的理解を持つべきである,と述べた。イギリスの情報教育に触れ,日本においても体系化をしていくことが大切である,と述べた。 |
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生田孝至(新潟大学教授)
これからの情報教育というのは,メディアリテラシーやクリティカルな思考がポイントとなってくる。学問的要性としての情報教育を考えなければならない,と述べた。 |
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