セミナー情報

ICTE 情報教育セミナー みなとみらい
情報科の新たな展開
―JavaScript・DTPミニ実習から大学入試まで―

日時:平成19年6月17日(土)  13:30~16:30
会場:神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター KUポートスクエア (クイーンズタワーA 14階)

研究会の様子

13:00~13:10 開会挨拶
  田邊則彦(慶応義塾湘南藤沢中・高等部教諭)
13:10~14:10 実践ワークショップ
  JavaScriptプログラミングミニ演習
  講師:辰己丈夫(東京農工大学総合情報メディアセンター准教授)
『IT・Literacy JavaScript編』を用いて,簡単なプログラミング実習を行い,いくつかのプログラムを紹介した。また,プログラムを自由に書き換えることができる楽しさや,バグの見つけ方など,指導方法のポイントを説明した。
14:20~15:20 実践ワークショップ
  ベクトル形式でイラスト作成
  講師:五十嵐誠(神奈川県立横浜清陵総合高等学校教諭)
パワーポイントを用いてハートや車のベクトル描画を描く実習を行った。描いたイラストを様々な形式で保存し,保存形式による画像の特徴の違いについて実例を用いて説明した。また,GIF画像,JPEG画像,PNG画像について,色数と画質の関係などを解説した。
15:30~16:30 パネルディスカッション
  情報科入試の状況と今後の展開
田邊則彦(慶応義塾湘南藤沢中・高等部教諭)

慶應義塾大学において,教科「情報」導入後の情報処理系科目の扱いについて紹介した。同大学内でも学部によって温度差があることに触れ,大学間の差も大いにあるであろう,と指摘した。
後藤智範(神奈川大学理学部情報科学科教授)

神奈川大学における教科「情報」入試の現状について語った。実際の入試問題を配布し,問題の特徴を説明し,どのような能力をはかっているかなど大学側の意向について述べた。
辰己丈夫(東京農工大学総合情報メディアセンター准教授)

教科「情報」導入後の大学における実態などについて,高校間での差などに触れ,高校側に求めることなどについて語った。また,全国的な「情報」での大学入試や東京農工大の入試の状況について紹介した。
会場も交えてディスカッションが行われ,教科「情報」でどのようなことを学ばせるかなどについて,大学側,高校側の意見を交え,議論が深まった。
16:30 閉会