第70回ICTE情報教育セミナー in 大阪
ー次期学習指導要領「情報Ⅰ」を見据えたこれからー
平成25年度からの現行学習指導要領がはじまり3年が過ぎました。日々の授業も軌道に乗ってきたところだと思いますが,ここにきて,次の学習指導要領の検討も進んでいます。「情報A」,「情報B」,「情報C」の時代も「社会と情報」,「情報の科学」のいまも,複数ある科目から少なくとも1つを履修するという「選択必履修」という履修形態でした。次の学習指導要領では,全ての高校生が共通必履修科目として「情報Ⅰ(仮称)」を履修することとし,その上で発展的な内容の選択科目「情報Ⅱ(仮称)」を置くという,積み上げ型の科目構成とする方向で検討が進んでいます。
共通必履修科目の「情報I」では,「情報の科学的な理解に裏打ちされた情報活用能力を身に付けさせる」ことを目的として,現在の「情報の科学」に見られる「プログラミング」や「モデル化とシミュレーション」などが学習項目としてあがってきています。約8割の学校が「社会と情報」を中心としたカリキュラムで情報科の授業を展開していることを考えると,「情報Ⅰ」の実施までに解決しなければならない課題は少なくありません。
こうした状況を踏まえ,今回のICTEでは目的を2つ設定しました。1つは,プログラミングを授業で取り扱うにあたって,教材や資料が不足しているとお考えの先生方へ,講演と実践報告を通して情報提供をすること。もう1つは,「プログラミング必修化」ばかりが騒がれることのないように,そもそも,なぜ,すべての高校生にプログラミングを教えなければならないのかを,いまいちど考えていただく場を提供することです。セミナー全体を通して,次期学習指導要領実施までに行うべき準備や,具体的な移行の方法等について考えたいと思います。
ご多忙な時期かとは存じますが,多くの先生方のご参加をお待ちしております。
日時 |
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平成28(2016)年5月8日(日)13:00-17:00 |
会場 |
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大阪教育大学天王寺キャンパス西館第5講義室
アクセスマップ
〒543-0054 大阪市天王寺区南河堀町4-88
JR・市営地下鉄天王寺駅・近鉄阿倍野橋駅 徒歩10分
JR寺田町駅 徒歩5分
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主催 |
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情報コミュニケーション教育研究会(ICTE) |
資料代 |
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1,000円(ICTE会員は無料) ※当日のご入会も承ります(年会費2,000円) |
対象 |
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情報教育関係の小・中・高等学校・大学の教職員,大学・大学院の学生 |
定員 |
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100名(定員になり次第,受付を終了させていただきます) |
プログラム
12:30- |
受付開始 |
13:00-13:15 |
開会・オリエンテーション
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13:15-14:15 |
講演:共通教科「情報」におけるプログラミングの位置づけ
兼宗 進(大阪電気通信大学)
中教審「情報ワーキンググループ」委員の兼宗進先生に,次期学習指導要領での「情報Ⅰ」の概要やプログラミング必修化の目的などについて,ご講演いただきます。
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14:15-14:25 |
休憩 |
14:25-15:25 |
実践報告:情報の授業でプログラミング
(1)モデル化とシミュレーションを通したプログラミングによる問題解決
奥村稔(北海道札幌北高等学校)
(2)アクティブラーニングの手法を用いた問題解決型カリキュラム
―宇宙エレベーターロボットでグループによる問題解決を行う―
小林道夫(神奈川大学附属中学・高等学校)
課題設定や環境の整備,授業計画,生徒の反応などなど,情報の授業で実際にプログラミングを扱っている先生方に実践事例をご報告いただきます。
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15:25-15:40 |
休憩 |
15:40-16:50 |
ワークショップ:「情報Ⅰ」のどこまでやるの?
―まずはプログラミングをやる!本当にそれでいいのか?―
コーディネーター:時任隼平(関西学院大学)
グループに分かれ,現在の情報の授業についての意見交換等も行いながら,「情報Ⅰ」の実施に向けて,いまの授業をどう変えていくかを話し合い,共有したいと思います。
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16:50-17:00 |
閉会挨拶
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申込・問合せ先
○情報コミュニケーション教育研究会事務局
〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-12-1 記録映画社ビル4階
E-mail:icte@icte.net(アットマークは半角) URL:http://www.icte.net/
FAX:03-3389-4395
※定員に達しましたので申込を締め切りました。たくさんのお申込み誠にありがとうございます。セミナー会場にてお待ちしております。