第63回ICTE情報教育セミナーin大阪
―小・中・高校の情報教育を捉えなおす―
新しい学習指導要領が実施されてから,早くも数年が過ぎようとしています。新しい教育課程のもとで育ってきた子どもたちが高校に入学してくるようになりました。高等学校の先生にとって,毎年入学する新入生が,中学校までにどのようなことを学び,どんなことを経験しているかを把握することは重要です。しかしながら,小学校や中学校でどのような学習をしているのかを知る機会は,そう多くありません。ましてや,小中学校に教科としての位置づけがない「情報」ではなおさらのことです。同様に,小学校や中学校の先生方にとっても,高等学校での「情報」でどのような授業が展開されているかを知る機会はあまりありません。
昨年から今年にかけて,小中学生を対象とした「情報活用能力調査」が実施されました。また,学校現場ではデジタル教科書の普及も進んでいます。一部では,義務教育段階からのプログラミング教育導入の声も上がっています。スマートフォンをめぐるトラブルが,高校生はもちろんのこと,小中学生の段階でも見られます。
こうした状況を鑑み,改めて小学校から高等学校までの情報教育について,現場で教える先生同士の情報交換が必要であるように感じます。今回のICTEでは,小学校,中学校,高等学校の先生方がお互いの情報教育の実践や課題を持ち寄り,各学校段階を通じた情報教育の連携についての議論やワークショップを展開する予定です。
お忙しい時期かとは存じますが,お誘い合わせの上,ご参加いただけると幸いです。
日時 |
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平成26(2014)年12月6日(土)13:00~17:00 |
会場 |
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CIVI北梅田研修センター 506会議室
アクセスマップ
〒530-0012 大阪市北区芝田2-7-18
JR大阪駅御堂筋北口より徒歩5分
地下鉄御堂筋線梅田駅5番出口より徒歩3分
阪急電鉄梅田駅茶屋町口より徒歩5分
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主催 |
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情報コミュニケーション教育研究会(ICTE) |
資料代 |
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1,000円(ICTE会員は無料) ※当日のご入会も承ります(年会費2,000円) |
対象 |
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情報教育関係の小・中・高等学校・大学の教職員,大学・大学院の学生 |
定員 |
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50名(定員になり次第,受付を終了させていただきます) |
プログラム
12:30- |
受付開始 |
13:00-13:10 |
開会挨拶
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13:10-13:50 |
講演:情報活用能力調査の結果から見えてきたこと(40分)
黒上晴夫(関西大学教授)
文部科学省が小学5年生と中学2年生を対象に実施した「情報活用能力調査」の結果から,日本の子どもたちの情報活用能力(情報活用の実践力,情報の科学的理解,情報社会へ参画する態度)の傾向や情報教育の取り組みの実態について検討します。
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13:50-14:00 |
休憩 |
14:00-15:20 |
実践発表:小・中・高校での情報教育実践例紹介(20分×4)
高等学校の情報教育:一人一台のタブレット活用
~「考える」「デザインする」「発表する」が変わる~
合志智子(関西学院千里国際中等部・高等部)
中学校の情報教育1:紙とえんぴつではじめる中学校版情報教育「情報の時間」
-全教科の教師の協同による教科横断型学習の実践-
安谷元伸(滋賀大学教育学部附属中学校)
中学校の情報教育2:兵庫県三田市におけるプログラムによる計測・制御の学習の取り組みについて
~ものづくりと情報教育の融合~
浅田寿展(三田市立狭間中学校)
小学校の情報教育:小学校で情報教育をどう位置付けるか
~各教科・領域で情報活用能力をはぐくむポイントとは~
広瀬一弥(亀岡市立南つつじヶ丘小学校)
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15:20-15:30 |
休憩 |
15:30-16:50 |
ワークショップ:みんなで「情報」の授業を考えよう(80分)
中野由章(大阪電気通信大学客員准教授)
小,中,高校の先生がグループになって,ある「テーマ」をもとに授業を考えて頂きます。先生方が所属する校種や教科,対象となる学年などによって,さまざまな授業が考えられそうです。教え方やアプローチの違いを知りながら,「情報」という共通のキーワードを軸に交流を図ることを目的としています(「テーマ」は当日発表します)。
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16:50-17:00 |
閉会挨拶
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申込・問合せ先
○情報コミュニケーション教育研究会事務局
〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-12-1 記録映画社ビル4階
E-mail:icte@icte.net(アットマークは半角) URL:http://www.icte.net/
FAX:03-3389-4395
※定員に達しましたので申込を締め切りました。たくさんのお申込み誠にありがとうございます。セミナー会場にてお待ちしております。