いよいよ来年度より，新しい学習指導要領に基づいた新しい「情報」の授業が行われます。「情報B」から「情報の科学」，「情報C」から「社会と情報」という流れは非常にイメージがしやすいものの，新学習指導要領を読むと，世の中の変化，生徒の変化，世界的な情報教育の潮流なども踏まえて新しく加わった内容や，重点を置くべき内容に変化も見え隠れします。これまでの約10年の実践の蓄積をしっかりと活かしつつも，内容の新しさにも着目して，次のステージ，あるいはさらに10年先の情報も見据えた議論が必要でしょう。

今回のセミナーでは，先を見据えた授業実践に取り組まれている現場の先生方から，新しい「情報」の授業をご提案いただくとともに，国内外の情報教育の事情に詳しい堀田龍也先生をお呼びして，情報教育の将来ビジョンを語っていただく予定です。

また，今回，株式会社内田洋行の協力の元，未来の教室環境を想定したすばらしい設備をお借りできました。ここで全員参加のワークショップを開催します。指導要領の変わり目で，先生方はたくさんの不安を抱えておられることと思いますが，まずは自分たちで行いたい理想的な授業というものを話し合い，大きな目標を設定することに挑戦したいと思います。

「問題解決」においても，まず到達したいゴール（理想）を見つけることが重要になります。また，変化の激しい情報社会の流れを常に意識しながら，そこに追随，あるいは先回りした授業を考えるためにも，少しやりすぎと感じられるほど未来を見据えることが重要になってきます。 連休明けのお忙しい時期ではありますが，多くの先生方にお集まりいただけることを期待しています。是非ご参加ください。

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