第54回ICTE情報教育セミナー in 関西大学高槻ミューズキャンパス
東日本大震災の影響がいまもなお続く中,改めてメディアの役割や機能,またその変化について考えさせられることが増えています。特に以下のようなできごとは印象的でした。
・震災後の連絡手段としてのソーシャルメディアの活躍。
・震災直後の通信インフラの機能停止。
・さまざまな情報に紛れて流されるウソやデマとその影響。
・津波のリアルタイム映像。
・従来のマスメディアが流す情報とフリーランス系記者が提供する情報との対比。
・動画配信系サービスを通した,記者会見の生中継。
メディアはどのような情報を,だれに対して,どんな技術を利用して伝えたのでしょうか。またその情報は人々の役に立ったのでしょうか。使えなかった情報や情報技術はなかったでしょうか。
わたしたちにとっても,高校生にとっても,いまもっとも身近な課題のひとつが東日本大震災です。震災に伴うこうしたメディアの変化,あるいは新しい技術の使われ方を,教科「情報」の授業の中で生きた教材として扱う先生もいらっしゃることと思います。
本セミナーでは,現地で地震に遭われた方,ボランティアで現地に入られた方などから当時の被災地の状況をお聞きするとともに,関西大学社会安全学部の研究者にも登壇をお願いしています。後半はそこで得た情報を活かして,教科「情報」の授業案をつくるワークショップを展開したいと考えています。
また恒例のポスターセッションの時間を今年もご用意いたします。どうぞ皆様でお誘い合わせの上,完成まもない関西大学高槻ミューズキャンパスにお集まりくださいますようお願い申し上げます。
日時 |
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平成23(2011)年10月30日(日)11:00~17:30 |
会場 |
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関西大学高槻ミューズキャンパス アクセスマップ 〒569-1098 大阪府高槻市白梅町7番1号
JR京都線「高槻」,阪急京都線「高槻市」駅より徒歩10分
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主催 |
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情報コミュニケーション教育研究会(ICTE) |
資料代 |
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1,000円(ICTE会員は無料) ※当日のご入会も承ります(年会費2,000円) |
昼食代 |
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1,000円(お弁当の受付は終了しました。) |
交流会 |
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500円(セミナー終了後,自由参加。飲料,軽食代) |
対象 |
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情報教育関係の小・中・高等学校・大学の教職員,大学・大学院の学生 |
定員 |
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100名(定員になり次第,受付を終了させていただきます) |
プログラム
10:30- |
受付開始 |
11:00-11:10 |
開会挨拶
黒上晴夫(関西大学総合情報学部教授/ICTE会長)
セミナー趣旨説明
黒田 卓(富山大学人間発達科学部教授)
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11:10-12:40 |
キーノート:3.11 その時何が起こったのか(90分)
登壇者
元吉忠寛(関西大学社会安全学部准教授)
稲垣 忠(東北学院大学教養学部准教授)※仙台より遠隔登壇
竹中章勝(清教学園中・高等学校教諭)
司会・進行
黒田 卓(富山大学人間発達科学部教授)
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12:40-13:30 |
昼休憩(弁当の注文を承ります) |
13:30-15:30 |
ワークショップ:震災を題材に情報の授業を考える(120分)
司会・進行
江守恒明(関西大学中・高等部教諭)
池田 明(大阪市立扇町総合高等学校教諭)
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15:30-15:45 |
休憩・教室移動 |
15:45-17:15 |
ポスターセッション:教科「情報」実践紹介!(45分×2=90分)
稲川孝司(大阪府立東百舌鳥高等学校教諭)
岡本弘之(聖母被昇天学院中学校高等学校教諭)
加藤 光(大阪府立岬高等学校教諭)
竹内健二(大阪府立布施高等学校教諭)
田中宏樹(関西大学大学院)
山室公司(大阪府立摂津高等学校教諭)
米田 貴(京都女子高等学校教諭)
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17:15-17:30 |
まとめと閉会挨拶
田邊則彦(関西大学初等部教諭/ICTE事務局長)
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終了後 |
交流会
日頃の悩みや実践の交流など,飲み物と軽食を交えて行います。
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申込・問合せ先
○情報コミュニケーション教育研究会事務局
〒151-0053 東京都渋谷区代々木2-12-1 記録映画社ビル4階
E-mail:icte@icte.net(アットマークは半角) URL:http://www.icte.net/
FAX:03-3389-4395